商品詳細
998円
作者:田中圭一 出版社:アスキー・メディアワークス発売日:2008年07月05日ゲーム業界や玩具業界でのサラリーマン経験を持ち、今なお会社員と漫画家という二足のわらじを履き続ける著者による、ゲーム業界ギャグ作品。
まーた田中圭一だよ。
待ってたぜ、と読んでみるとこれがなかなかに今までに無かったテイストで面白い。
ちゃんとした業界ギャグ漫画として成立してるのよね。
舞台となるのは、とある零細ゲーム製作会社。
やったらエロネタをふりまく女のもとに、今日もさまざまな企画を出してはボツになるのだった、というような内容。
シモネタ+ゲーム業界ネタを織り交ぜつつ、実に馬鹿馬鹿しい「あったらいいこんなゲーム」というアイディアを考えるものの、なんだかんだでうまくいかない、という展開。
また、さすがにゲーム業界に身を置いてただけあって、ギャグネタとして考え出されるトンデモゲームの数々が「お、ちょっとアリかもしれない」と思わせてくれるのがポイント。
いや、ゲーム的にどうよという馬鹿馬鹿しさ、くだらなさはギャグとして残してあるんですが、アイディアとしての着想点や斬新さには感心しちゃうのよね。
ただ、そのアイディアを実現するための手段と方向性が間違っているような。
ゲームの企画を考えて一攫千金を狙う、という内容において、ギャグではあるんだけれどもその手段の実現はいたって論理的かつ現実的(技術的な問題を除けば)であり、「専門業界でアイディア一発で大儲けを画策」というテーマにおいては、こち亀にも似た面白さがあるんだよなー。
ギャグ漫画のはずなのに、なるほどそうかと納得させられるのだ。
あとまぁ、著者本来の持ち味であるド直球の下劣なシモネタも、かなりマイルドに抑えられておりまして。
(……いや、マイルドなんだって、これでも)田中圭一を知らない方でもずいぶんと読みやすいんではないかと。
ゲーム業界漫画としてもけっこう面白いし。