商品詳細
620円
著者:冬目景 出版社:講談社発売日:2009年03月23日お隣の美少女は永遠の13歳!!……でも死人。
家庭の事情から古びたアパートへ引っ越してきた主人公。
だがそこには、人ならぬ様々な住人達が暮らしているようで、謎めいた少女は「じつはあたしは死人なの」と言うのだった…。
お化けに妖怪なんでもありなホームコメディ調、というのが冬目景にしては珍しい設定。
しかしそこに、人の縁と絆が結ぶドラマを仕込んでくるのであなどれない。
ぱらっとページめくってみたら「あれ?なんか絵が古くないか?」と思ったので初出見てみたら、1話目が2003年だよ。
そんな不定期連載作だったんだなぁとしみじみしながら読み進めるわけでして。
…この人にはよくあることだしな。
さて内容はというと、幽霊に蛇女に死んでる少女、といった面々が住人のボロアパートにて、主人公がなんのかんのとお茶の間コメディ、とサワリの部分としてはそうなっているものの。
徐々に、一人の少女にまつわる悲劇的な過去と、不老不死を研究していたという一人の科学者の存在が明らかになり、死人な少女と母親の秘密を解き明かして行くという流れがあり。
そして、世間から隠れ住むように暮らす彼女が、近い年頃の主人公と触れ合ううちに明るさを取り戻して行く姿が描かれ、ささやかな謎をアクセントに、救いのある静かなドラマとなっています。
あとこの作品、本筋とあんま関係の無いとこの脇役が妙にキャラ立ってます。
主人公の保護者となるおじいじゃんが、スケールモデルの箱絵師だったり。
んで主人公のクラスメイトの女の子がこれまたミリタリーオタクで、遊びに来たついでにおじいちゃんと一緒に戦艦やら戦車やらの話に花を咲かせたり。
そういやこの人、「超こち亀」でのトリビュート寄稿の時も、両さんで模型ネタやってたなぁと思い出したり。
冬目景ファンならもちろん買うよな?っつー作品。
…2巻がいつになるかは…言わないほうがいいんですかね。
(筒口)